6：40　自宅発→7：05　東大和発西武線／JR⇒ 8：25　奥多摩発バス⇒8：40　川乗橋→10：10　百尋の滝→11：55　足毛岩ノ肩／川苔山昼食　12：30　下山開始→　14：35　鳩ノ巣発JR⇒16：50　立川経由帰宅(写真は全てOT)

 
海の日の3連休、梅雨空が続く。今年も涼と白い花を求めて川苔山に向かう。沢音も高い深い渓谷を巡り、百尋ノ滝から厳しい尾根登りを耐え、何時ものノリウツギやリョウブの白い花が迎えてくれる山頂に至る。
オリンパス・スタイラスタフのカメラを買って丁度1年が過ぎた。幸い好く性能を発揮し、高山の雄大な景色や可憐な花の写真が撮れた。何しろコンパクトで扱い易い。花に接近してアングルを変えながら撮影できるし、回転式のモニターはローアングル撮影に活躍。以前は何枚かの写真を貼り合わせてパノラマ写真を合成したが、方向が変わると光の量に応じて露出が異なる写真の空と山の色を調整するのに苦労した。一振りパノラマは自動でパノラマ撮影ができる。しかし通常の画角の上下をカットして合成するので、林の中など近景は高さ感が出せない。バッテリーは300枚は撮影可能だが、現在、月末の北アルプス縦走用に交換電池をテスト中。ＡＶモードでのボケ入り接写、オートフォーカスで被写体にピントを合せずらい中間距離、弱い望遠は一眼レフでカバーし、広がる写真の世界を愉しみたい。

6：30　自宅発⇒8：15　道志／神ノ川→9：25　犬越路→ 10：30　用木沢出合→11:00　用木沢昼食　11：40　発→12：45　犬越路→13：50　神ノ川下山⇒16：15　帰宅（走行距離　約116k）(写真は全てOT)

 
月夜野から林道に入ると数多のトレイルランナーが疾走する。北丹沢12時間耐久レースが行われており、昨夜スタートし、熊笹ノ峰の一般車立入禁止の林道を周回して神ノ川ヒュッテがゴールの様だ。犬越路への登山道も２／３程がコースとなっている様で、先頭グループの十数人が追越して行く。晴天予報に反しガスが広がる犬越路から南に下る。吹き抜ける風が心地よい。用木沢渓谷で目的の花、イワタバコとバイカツツジに逢う。犬越路まで折り返し大室山に登る予定であったが、天候も芳しくなくカットすることとし、沢縁りでゆったり昼餉。深い渓谷に清らかな流れ、鮮やかな緑、リズミカルな沢音が心地よい。下山すると下界は梅雨明けの様な猛暑。

 7：15　自宅発⇒8：47　立川駅発JR⇒9：35　武蔵五日市駅発バス⇒10：10　大岳鍾乳洞入口→12：05　大岳沢／馬頭刈尾根→12：45　大岳山昼食　13：20　下山開始→14：00　岩石園／綾広ノ滝→16：50　御岳沢／十里木バス⇒17：15　五日市駅JR⇒18：40　立川経由帰宅(写真は全てOT)

 
武蔵五日市駅からバスで養沢へ向かい大岳沢の心地よい沢トレイルを遡る。三ツ峠山を予定したが予約したバスが事故渋滞で遅延し方向転換。ハルセミの啼き声が喧しい小さな滝縁りでコーヒー休憩。蒸し暑く汗びっしょり、急登を耐え、馬頭刈尾根を緩やかに進む。大岳神社から岩場を登り、大勢の登山者やトレイルランナーで賑わう山頂に至る。青空に広がる展望、富士山は雲にお隠れ。吹き抜ける風が心地よい。コアジサイが咲き誇る尾根を下り、岩石園の綾広ノ滝を巡る。悠久の渓、豊かな水と緑に心癒される。

4：45　自宅発／八王子／須玉IC⇒7：10　北杜市白州町矢立石登山口→8：00　林道／錦滝→8：50　雁ヶ原分岐→10：20　駒岩分岐→10：55　鞍掛山・展望台→11：35　駒岩→12：30　雁ヶ原分岐→12：50　日向山昼食　13：20　下山開始→14：20　矢立石下山⇒18：00　帰宅　(走行距離＝142×2K　高速料＝￥2、050×2） (写真は全てOT）

ハルセミが啼く林道を進むと目的のタガソデソウは叢に可憐に咲き並ぶ。名は、花が白く香気があることから、『古今集』の「色より香こそあはれと思ほゆれ、誰袖ふれし宿の梅ぞも」になぞらえたものという。流麗な錦滝の下に潜り込むが第２の目的ユキワリソウは既に花期を過ぎる。朱色のヤマツツジが彩りを添える急斜面を登り分岐から鞍掛山へ向かう。長く厳しいトレイル、笹原にコメツガ林が美しい。落葉松やダケカンバの新緑にマルバアオダモの白が冴え、紅紫のトウゴクミツバツツジが咲き連なる。甲斐駒ケ岳や鳳凰三山の山並みが青空に映える。駒岩分岐を下った幽谷の岩場で第3の目的クモイコザクラに逢う。急斜面を登り返し初めての鞍掛山の頂きを踏み、目前に甲斐駒ケ岳や鋸岳の絶景が展がる展望台でコーヒー休憩。柔らかく踏み心地の良い麗しい稜線を折返し、雁ヶ原の砂山を登り返す。雄大に広がる八ヶ岳を眺めながら日向山で遅い昼餉。日向山は妻と山高神代桜をセットの03年以来。幸い晴天に恵まれ、展望と深山幽谷の花に巡り逢う。

6：20　自宅発／八王子／海老名IC／小田原厚木／真鶴道路⇒　9：30　天城高原→10：35　万二郎岳→11：50　万三郎岳昼食　12：20　下山開始→14：05　天城高原下山⇒17：40　帰宅（走行距離＝156×2�q　高速料＝\2､260×2　）(写真は全てOT)

 
ヒメシャラが麗しい新緑の万二郎岳の山頂下で東伊豆の海を眺め頂きでコーヒー休憩。北斜面を下ると馬ノ背越しに万三郎岳の頭が望める。新緑をトウゴクミツバツツジの紅紫が鮮やかに彩る。松が谷の山仲間と合流できず単独行となった前回09年6月、見事に咲いていたベニサラサドウダンを漸く見つけ歓喜。トウゴクミツバツツジが彩りを添える馬ノ背のアセビのトンネルを抜け、岩場を下った石楠立（はなだて）のアマギシャクナゲはチラホラ。一昨年は何十年振りという当たり年で見事な花景色だった様だが、昨年に続き今年も花は少ない。前回はガスで靄っていたブナの森を登り、万三郎岳山頂で昼餉。下山路もトウゴクミツバツツジが咲き誇り、ヒメシャラの美林を愛でる。晴天に恵まれ、季節も少し早く前回とは趣も違う伊豆の麗峰、感動再び。瀟洒、可憐、優美。静謐、天地悠久。

6：40　自宅発→7：05　東大和市駅西武線／JR⇒ 8：30　奥多摩駅バス⇒8：40　川乗橋→10：00　百尋の滝→11：45　足毛岩ノ肩／川苔山昼食　12：20　下山開始／赤杭尾根→　14：16　古里駅JR⇒16：00　帰宅 (写真は全てOT)

 
風薫る皐月晴れ。明るい新緑にヒメウツギやガクウツギの白い清楚な花が際立つ林道を進み、細倉橋から山道に入る。14年の大雪で壊れた橋が漸く復旧され、川苔谷の溪谷トレイルも登山者の活気で溢れる。百尋ノ滝は滔々と流れ幽玄な風情を魅せる。風に舞う飛沫が冷たい。マイナスイオンを浴びながらコーヒーを喫む。溪谷を離れ厳しい尾根登りとなり、分岐から今回は北尾根を登る。青空に落葉松の新緑が鮮やか。13年の連休に訪れた時は中腹から上は新緑も芽吹きで春も浅かったが、今年は一面見事な緑に包まれる。カツラの巨樹は丸い葉を広げ、ハウチワカエデは茶けた葉に赤い花を下げる。急斜面をゆっくり高度を上げていくとシロヤシオが咲き連なり、気品ある白い花が咲き誇る。思い掛けない出会い、麗しい。山頂下では艶やかなヤマザクラが彩りを添える。登山者で賑わう山頂、北にミツドッケや蕎麦粒山等の奥多摩最奥の山並みが美しい。若葉が出始めた馴染みのノリウツギの木陰でゆったり昼餉。新緑と花に癒される春山、至福の時。