爽やかな川苔谷
平日にも拘わらず幾組みかの登山者
カラフルな山ガールも見える

6：05　自宅発⇒6：43　立川駅発ＪＲ⇒8：10　富士急線都留市駅バス⇒8：45　道坂峠→9：50　岩下ノ丸(1,303m)→11：35　御正体山→11：55　峰宮跡（1,568m）昼食　12：45　下山開始→13：55　細野下山→14：56　谷村町駅発富士急線⇒17：10　帰宅（ＪＲ＋富士急線＝￥1,400×2　バス＝￥610）

道坂峠から急斜面を登りハルセミが啼く緩やかな稜線を進む。初めてのルート。赤松林からは道志の山並や里が見渡せる。気持ちの佳い落葉松林にはトリアシショウマやコアジサイが咲き、樹間からは三ツ峠山や小金沢連嶺の山並がくっきり。岩下ノ丸を越えた林でコーヒー休憩。ブナの巨樹が茂る最後の斜面を詰めると明るい青空にアキアカネが飛び交う御正体山山頂に飛出る。予定タイムより１時間程早い。展望は利かないので峰宮跡まで下り、青空にゆったりと構える秀麗富士を眺めながら昼餉。朝のバスで乗り合せ、前後して進んだ男性らと山談義。海の日の休日、梅雨明けを想わせる好天。びっしょり汗をかき爽快。

大室山山頂付近
ガスが湧き幽玄なブナ林

6：05　自宅発⇒6：43　立川駅発ＪＲ⇒8：00　笹子駅→9：25　奥野沢登山口→10：50　清八峠→11：30　本社ヶ丸　昼食　12：10　下山開始→13：00　角研山→14：36　笹子発JR⇒16：35　帰宅

陽が射し青空も見える梅雨の合間、奧野沢からの北斜面は目的のコアジサイが今を盛りに咲き連なる。ハルセミが啼く。中腹でコーヒー休憩し高度を上げると落葉松林にヤグルマソウが咲く。ブナが茂る清八峠から稜線を進むとほら貝の音。ドウダンツツジは花が少ない。修験者の装束もいる70人という大きな団体とすれ違い、幸い山頂に付くと最後のメンバーが下山して静かになる。富士山は雲にお隠れ。シモツケソウの傍らでゆったり昼餉。今回は角研山から地図上波線のショートカットルートを下る。時間は短縮できたが、ヤグラから下る方が植生も豊かで、沢を徒渉したり変化に富む。お気に入りの山、季節を愉し夢。

鶏冠山の絶壁
生憎ガスが湧き展望は利かない

4：10　自宅発／八王子／松本IC経由⇒9：30　天生峠（1,290m）登山口→10：50　天生湿原→11：40　カラ谷原生林→12：25　カツラ門昼食→13：00　下山開始→13：20　ミズバショウ群生地→14：30　天生峠下山⇒16：15　白川郷、荻町合掌造り集落観光／平瀬温泉、ふじや泊

天生の地名は天（月）から授かって生まれ、手先が器用で造った木彫り人形が一日で田を作り一夜で稲を実らせる不思議な力を持ち、後に法隆寺の釈迦三尊像を造った止利仏師となる「とり」の伝説に因む。

「山と渓谷」の豊かな森の記事に惹かれ遥々向かう飛騨の山、ホトトギスが啼き、雪国の花タニウツギが迎えてくれる。新緑が明るい湿原探勝路は緩やか、オオカメノキの白い花が緑に映える。ミズバショウが咲く天生湿原はゆったりと広がり、優しい草花が咲き乱れる。湿原を抜け小さな沢を徒渉したカラ谷原生林、雄大な森が広がる。林床のサンカヨウは名残りの花が優しい。おとぎの国。

壮厳な風情のカツラ門 (1,520m)

翌16日（土）飛騨、五箇山／高山観光後　18：50　帰宅（高速料＝￥3,600＋3,200　走行距離＝約750k)
飛騨／高山の旅はこちら　飛騨／高山の旅

笠取山山頂
ガスが湧き展望は利かない
大勢の登山者が休憩中

6：05　自宅発⇒7：03　立川発JR⇒8：30　笹子駅→9：25　登山口→10：10　曲り沢峠分岐→11：45　滝子山昼食　12：25　下山開始→　14：41　初狩発JR⇒16：40　国分寺経由帰宅

この時期の滝子山の魅力は新緑とトウゴクミツバツツジ。新緑が萌える大鹿沢縁りを沢音をBGMに遡る。防火帯を登り切った落葉松林で優しい黄色のルイヨウボタンが群生する。山頂からの富士山は雲にお隠れ。いつもの様にゆったり昼餉。
今般、レンズを更新。ミドルユーザーには便利な広角から望遠までカバーできるズームレンズを常用としていたが、4年程前からキャノンでも発売された。以前のタムロンとはズームの方向が逆回しで戸惑ったが、口径も10mm大きく、手振れ防止装置も付いており感触は良い。一眼レフはファインダーを右目で覗くのが一般的の様であるが、プロでもいるが当方は以前は左目、半年程前から右目に替え、最近漸く慣れた。カメラと仲良くし、気持ちを込めてシャッターを切る。風景に佇む草花、一期一会の季節を捉えたい。

蕎麦粒山山頂
蕎麦粒に似た石が山名の結われとも
奥多摩の深奥、数組の登山者が休憩中
青空に新緑が爽やか

6：10　自宅発⇒8：30　神ノ川→11：10　熊笹ノ峰→11：55　桧洞丸昼食　12：40　下山開始→15：00　犬越路→16：05　神ノ川下山⇒18：50　帰宅（走行距離　約124k）

この時期、この山の魅力は熊笹ノ峰の中腹の新緑「ブナワールド」、丹沢主稜線からの展望「フジパノラマ」、岩場に咲く花「カレンコザクラ」の三点セット。杉林の厳しい登りを耐えたブナ林は明るい新緑が広がる。丹沢の盟主蛭ヶ岳がゆったりと構え、目的の檜洞丸が姿を魅せる辺りでコーヒータイム。熊笹の峰の頂きで小さな可愛いワチガイソウが迎えてくれる。富士山が微笑む主稜線から東に進み、南の尾根を登ってきた数多の登山者が休憩中の檜洞丸に至る。マメサクラの下でゆったり昼餉。達成感と開放感に満たされる時。展望の尾根をダウンアップを繰返し、幾度か鎖の岩場を下る。爽やかな晴天、例年より2週間遅かったがコイワサクラの名残りの花にも逢え、お誘いした山仲間と愉しい稜線漫歩の至福。