北泉ヶ岳稜線のシックなブナ林
褐色のブナ、黄金色のミズナラ、黄色いドウダンツツジ、赤や橙のカエデ
錦織成す緩やかな稜線は爽快

大倉沢の氾濫原は水量が少なく靴も濡れずに徒渉、この沢はいつもは北端で地中に吸い込まれ消えるが、この辺りに今日は水はない

7：30　自宅発⇒8：15　桑沼P→9：35　桑沼周回／北尾根→10：05　北泉ヶ岳　10：20　下山開始→11：30　大倉山（934m）昼食12：10　下山開始→12：40　大倉沢／氾濫原→13：50　升沢林道分岐→→14：10　桑沼下山⇒15：05　帰宅（走行距離＝約26K×2）

 
蒼い水に紅葉を映すおとぎの様な桑沼、畔を東から南へ進み沼尻から山道に分入る。ここから北泉ヶ岳稜線への直登ルートは地図上は黒い破線で表示され一部が崩壊のため立入禁止となっているが、ネットの山行記録で通行可能と判断し遮るロープを潜る。ブナやカツラの巨樹も茂る急斜面、荒れた細いトレイルが伸びる。途中逸れたが直ぐに修正。崩壊地は迂回すると想定したが小さな崩壊で危険はなし。最後は笹藪をこいで稜線に跳び出る。柵を設けて通行止めとし長い間放置するお役所仕事に呆れる。但し急斜面であり残雪時は避けたい。眩しい陽射しに向かい爽快なブナの紅葉の尾根を登り、山頂でコーヒーを喫み折り返す。昨夜は避難小屋に泊まり船形連峰を縦走する8人グループと挨拶を交わす。大倉山の展望台で栗駒山を眺めながらゆったり昼餉。背中に陽射しが温かい。今回は前2回と逆回り、三峰山も望める西尾根の急斜面を下り、大倉沢を徒渉し氾濫原から北麓をトラバース。緩やかにダウンアップするトレイル、陽射しに輝く紅葉が麗しい。秋晴れ、山装う、MAK大いに笑う。

8：20　自宅発／仙台宮城／山形蔵王IC⇒9：40　蔵王中央ロープウェイ温泉駅⇒9：50　鳥兜駅→10：00　鳥兜山→10：20　ドッコ沼→11：35　うつぼ沼→12：05　片貝沼昼食　12：35　下山開始→13：20　紅葉峠／鳥兜駅下山⇒13：30　温泉駅⇒15：35　食の駅・山形蔵王／帰宅(走行距離＝82k×2　高速料＝\1,150×2　ロープウェイ往復＝\1,170）

「蔵王よりひくき雁戸のあゐ色をしばし恋しむ雪のはだらも」斎藤茂吉の句碑が立つ鳥兜山、麓の蔵王温泉の先に山形の市街が広がるが、残念ながら月山や朝日連峰には雲が掛かる。北にゲレンデを下る。先週登った雁戸山が凛々しい。秋色麗しいドッコ沼でコーヒータイム。三脚にカメラを構える人、パステル画を描く女性やハイカーで賑わう。ここから不動滝を巡る予定であったが、往復約一時間、かなり下る様なのでカットする。ナナカマドやカエデの紅葉を愛でながら雑木林を北東方に登る。イチイが赤い実を付けるシャクナゲ平を進み、笹原に小さな水を湛えるうつぼ池に跳び出る、廻りを囲む森、ダケカンバの紅葉は台風で散ってしまった様だが白い幹が際立ち幽玄な風情。トウウチソウが咲く笹原を東方にターンし、緩やかなピークの三郎岳の裾を目玉池から片貝池に向かう。アオモリトドマツの森、鮮やかなカエデの紅葉、柔らかな落ち葉のトレイルを悠々とトレッキング。姿を魅せる三宝荒神山が凛々しい。落ち葉で赤く染まる片貝沼の畔で優雅な昼餉、至福の時。みちのく蔵王のお洒落な秋、好い日和。

片貝沼と三宝荒神山(1,703m）
シックな風情の紅葉の樹林帯、沼は落ち葉で赤く染まる、ファンタスティック
晴天予報の期待に反し昼前から雲が広がる、背景に青空が欲しい、残念
山形市の日本画教室のグループが畔でスケッチをしている
山形蔵王には3ルートのロープウェイがあり、地蔵山山頂周辺にも散策コースがある様だ

凛々しい山容の雁戸山
見事な紅葉が広がる
向いは雲が掛かる熊野岳(1,841m）刈田岳
東北はなだらかな山が多い
雁戸山のアルペン的雰囲気は魅力だ
お気に入りとなりそう

7：30　自宅発／仙台宮城／山形道・笹谷IC⇒8：30　笹谷峠→10：10　山形コース／カケスガ峰分岐→11：05　雁戸山→11：40　南雁戸山→11：55　発→12：30　雁戸山昼食　13：00　下山開始→15：00　笹谷峠下山⇒16：10　帰宅　　(走行距離＝55ｋ×2　高速料＝\860×2）

 
笹原に六地蔵が座す八丁平から山形コースを進む。体育の日、天気予報が好転し北蔵王に向かうが、登山口の笹谷峠からは目的の山は雲に隠れる。緩やかに高度を上げると色とりどりの紅葉が鮮やか。素晴らしい。滑り易いトレイルを注意しながら登り、風で落ちたナナカマドの実を果実酒用に拾う。根曲がりブナの幹をまたぎ前山のトラバース道を進むとカエデの紅葉の先に青空と雁戸山が現れる。ナイス。三叉路の鞍部から鋭い岩峰の蟻ノ戸渡りを登る。西茶畑のたおやかな山並み、西には鋭い岩峰。見事な山岳紅葉風景が展がる。雁戸山から一気に下り、紅葉が鮮やかな急斜面を登り返す。久し振りに大きなダウンアップ。風に雲が流れる、蔵王の山並みが広がる、大自然の真っ只中、頂きで喫むコーヒーが旨い。北蔵王の盟主・雁戸山、アルペン山登りに魅せられる。

5：00　自宅発／泉／松尾八幡平IC／八幡平樹海ライン⇒8：00　松川温泉→10：05　源太ヶ岳→10-：30　大深岳(1,541m）→11：35　小畚山（1,467m）→11：50　覘標ノ台(1,448m）→12：30　三ツ石山　昼食　13：10　下山開始→13：3０　三ツ石山荘→15：10　松川温泉下山⇒18：10 帰宅(走行距離＝225ｋ×2　高速料＝￥4,790×2）

未明の東北道を北上し盛岡を抜け岩手山を北から巻く。硫黄の匂いが漂う松川温泉から源太ヶ岳に分入る。色付き始めたブナ林はしっとりと落ち着いた風情、よく整備されたトレイルは明るく心地よい。紅葉を愛でながら緩やかに登り岩手山の大展望が広がる山頂に至る。なだらかな尾根を進んだ大深岳から南に大きく下る。左手に辿ってきた源太ヶ岳、正面に岩手山、これから辿る裏岩手の山並み、優美で雄大な風景の真っ只中を進む。笹とハイマツの緑にミネカエデの橙色に彩られた小畚山を登る。頂きから紅葉絶景が広がるたおやかな稜線を悠々と漫歩。小さなピークの覘標ノ台を越え、三ツ沼を巡り三ツ石山に至る。先週末の台風で山頂直下の紅葉は飛ばされてしまった様だ、残念。西風を避け岩陰で岩手山を仰ぎながら昼餉。いくつかルートがある人気の山、体育の日の三連休の天気予報も芳しくなく、平日にも拘らず大勢の登山者で賑わう。変化に富んだ好いコース、また訪ねたい。

小畚山から裏岩手縦走路の絶景
笹とハイマツの緑と紅葉に彩られた緩やかにうねる稜線
親分の岩手山は凛々しい
今日は岩手、秋田は全県晴れ予報であったが、,期待に反し雲が流れ陽射しが広がらない、残念
北方に八幡平、森吉山も望める

次々と雲が流れる屏風岳
芝草平の大きな木製ベンチで雲が切れるのを待ちながら昼餉
ハイマツや笹の緑に赤、橙、黄、パッチワークの紅葉が鮮やか

7：30　自宅発／東北道仙台宮城IC／村田IC⇒9：00　蔵王町南蔵王登山口(1,585m)→9：40　前山(1,684m）→10：00　杉ケ峰→10：25　芝草平→11：00　屏風岳　11：15　下山開始→11：45　芝草平昼食　12：40　発→13：15　杉ヶ峰→14：25　下山⇒16：00　帰宅

 
前山を越え杉ヶ峰を越え南斜面を下るとミネカエデの黄色や橙の鮮やかな紅葉の先にアオモリトドマツ林、池塘が点在する芝草平が展がる。目的の屏風岳は雲に隠れる。西からの風に流れる雲、深山幽谷の世界が広がる。数日来の雨で水が溜まる木道を進み、草紅葉が美しい芝草平に着くが晴天予報の期待に反し一向に晴れない。紅葉の先に水引入道が浮かぶ屏風岳の山頂でコーヒーを喫み早々に下山。芝草平に折返し大きなベンチで昼餉。流れる雲の隙間から見事な紅葉が広がるが、また雲が覆う。草紅葉の湿原を巡りながら待つが晴れ切らない。諦めて発つ。杉ヶ峰の登りでも振返って暫く待ち、北に下る斜面では前山に架かる雲が切れるのを待つ。徐々に晴れ間が広がり、青空に後烏帽子岳が凛々しい。流れる雲と彩る紅葉、秋満喫。

7：30　自宅発／一般道／小荒沢林道⇒9：10　色麻町大滝キャンプ場→10：00　小野田コース分岐→11：00　船形山昼食　11：35　下山開始→12：00　千畳敷→12：50　蛇ヶ岳→13：30　瓶石沢分岐→14：00　分岐→14：35　大滝キャンプ場下山⇒16：10　帰宅　（走行距離＝約50K×2）

カーナビに表示されない小荒沢林道の狭い未舗装悪路を進み登山口の大滝キャンプ場に辿り着く。昨年、保野川林道を辿るが悪路で前進不能、路肩に車をデポし1時間半歩いて辿り着いた登山口、一安心。巨樹が茂る豊かなブナ林を進み、エゾリンドウが咲き連なるガレ場の東斜面を登る。青空にナナカマドが赤く輝く。御来光岩で展望が開け、一登りで数組の登山者が休憩中の山頂に至る。360度の展望が広がるが月山、鳥海山は雲に覆われる。前回は折返したが今日は蛇ヶ岳経由の小縦走周回。笹、ハイマツ、シャクナゲやミネカエデ、ナナカマドの灌木帯の稜線を逍遥。なだらかな蛇ヶ岳から池塘もある草原コースを進み前船形山が望める展望地でコーヒータイム。草紅葉にキンコウカが輝きイワショウブが赤い実を付ける。雄大な山景色、高く広い秋の空。

蛇ヶ岳より船形山を望む
山名の謂れの優美な船形を魅せる
右側のピークは薬師森（1,456m）
山頂に避難小屋が建つ
籏坂キャンプ場からの升沢コースもあるが、登りに4時間半かかる

エゾリンドウが群生する岡沼から泉ヶ岳を振返る
アキノウナギツカミ、トリカブト、クルマバナ、ノコンギク、ゲンノショウコ等が咲く

8：00　自宅発⇒8：30　泉ヶ岳スキー場P／水神コース→9：30　水神／北泉コース→10：40　三叉路／北尾根→11：30　泉ヶ岳昼食　12：00　下山開始／かもしかコース→13：10　岡沼→13：25　兎平→14：10　スキー場P下山⇒14：50　帰宅

 
長雨でしっかり水を含んだ山道、何時もの水神コースを進むとツリバナが赤い実を下げる。見事。1年前、引越しが一段落し最初に登った泉ヶ岳、赤いツリバナが迎えてくてたことを思い出す。テンニンソウが白い穂花を揺らす落葉松林を抜け、水神の分岐から樋沢川を徒渉し北泉コースへ分け入る。ガスが湧きだし幽玄な風情のダケカンバやリョウブの森を進む。トリカブトやサラシナショウマが咲く三叉路から折返し、緩やかな北尾根を登るとエゾリンドウロード。次々と青い花が微笑む。ドウダンツツジやハゼが黄色や赤と彩りを添え夢の様な世界。船形山や蔵王も望める展望地、今日は予報に反し雲に覆われ展望は利かない。山頂で昼にしようと進むが遠足らしい子供の声。ヤマハハコ等が咲く静かな展望地に戻って昼餉。下山はかもしかコース。岡沼では草原にエゾリンドウが群生。ススキが原の兎平ではオミナエシやシラヤマギク、ハギが咲く。小さな秋見つけた。