7：00　自宅発→7：27　東大和市発西武線＋JR⇒8：20　武蔵五日市バス⇒8：50　大岳鍾乳洞入口→10：35　馬頭刈尾根→11：20　大岳山昼食11：55　下山開始→13：30　岩石園経由／御岳山→14：05　日ノ出山→15：05　つるつる温泉入浴　16：15　バス⇒16：47　武蔵五日市発JR⇒18：00　帰宅（交通費￥410×2　バス￥470＋390　入浴料￥800）

真っ白に霜が降りた寒い朝、年末恒例の奥多摩縦走、大岳沢の沢音も途絶えて尾根への急登を耐えながら今年の山行を振返る。冬にはピッケル等の装備を整え、浅間外輪山の黒斑山や谷川岳等の雪山に挑戦した。初夏には妻と遥か飛騨の天生湿原を訪れ、サンカヨウの花園とカツラの巨樹の森を逍遥。

明るい陽射しが溢れる馬頭刈尾根に出ると北風が冷たい。夏のメイン、尾瀬の燧ヶ岳と会津駒ヶ岳は最高。初秋には南アルプスの塩見岳を征服、永年の念願が叶う。大好きな秋には栗駒山の日本一の紅葉を満喫、北信濃の雨飾山では紅葉絶景を堪能。山仲間の美女をお誘いしての新緑の檜洞丸、紅葉の笠取山は格別。

登山者で賑わう大岳山で昼餉。冠雪の富士が美しく、御坂山塊、小金沢連嶺等の馴染みの山がゆったりと連なる。御岳山から日ノ出山を辿り、つるつる温泉で冷えた体を温める。弛とう湯煙り、滑らかな湯、一年の疲れを癒す。今年はいい一年だった。幸いアクシデントも無くほぼ毎週山に登り過去最多の50回を数えた。カメラもグレードアップし、レンブクソウの小さな花や雄大な尾瀬ヶ原の風景を捉えた。ホームページも開設10年を迎え、長い蓄積に御褒美をあげたい。願わくば来年も穏やかな年になります様に。人生の秋季、雄大な自然に浸り、季節を楽し夢。

麓の里から見上げる日和田山
青空に名残りの紅葉が色付く

6：40　自宅発→7：05　東大和発西武線／JR⇒8：35　奥多摩／バス⇒9：00　東日原→9：55　稲村岩→12：00　鷹ノ巣山　昼食　12：35　下山開始／水根沢→1４：52　水根下山／バス⇒15：26　奥多摩発ＪＲ⇒17：30　立川経由帰宅

師走、寒い日が続くが奥多摩行きの電車は登山者で混雑、東日原行きのバスは増便。熟年や若者、登山者のパワーが溢れる。そそり立つ稲村岩を巻いて厳しい斜面を登り、尾根に取付くと風が冷たい。急坂を登り切った中腹のブナ林でいつもの様にコーヒー休憩。透明な冬の空気が爽快。稲村岩尾根は北斜面、高度を上げると薄らと雪が積もる。ヒルメシクイノタワからは雪の急登、滑る足元、慎重に登る。陰から陽ヘ、明るい陽射しで溢れる山頂に飛び出る。冠雪が輝く秀麗富士が美しい。南から吹き上げる風を避けて昼餉。ぬかるむ石尾根を下った水根沢、谷は日陰だが風が無く温かい。見上げる尾根は陽射しに輝く。心地よい沢音を道連れに、厚く積もったふかふかの落葉を蹴散らしながら下る。いつもの山、お気に入りの溪谷、初冬を愉し夢。

静かな多峯主山山頂
昼餉をとっているとあられが降る
外気温は６℃寒い

7：10　自宅発→7：33　鷹の台発西武線／東武線⇒9：20　寄居駅→9：50　八幡神社→11：25　鐘撞堂山昼食　11：55　下山開始→12：25　羅漢山→12：35　少林寺→13：45　寄居駅発東武線⇒16：10　帰宅（交通費＝￥900×2）

見事な青空にコウテイダリアのピンクの花が映える桜沢の里を東に進み、登山口の八幡大神社にお参りして山道に入る。急斜面を登った八幡山を越えると緩やかなクヌギ等の雑木林が広がる。秋も深まり里山の紅葉も盛り。昨日から遊びに来ている娘が孫と一緒にクリスマス飾りを作ると言うので材料の松ぼっくりを拾う。穏やかな晴天に誘われて家族連れ等で賑わう山頂、日溜まりで展がる奥武蔵の山並を眺めながら昼餉。西方、平坦な稜線が続く山頂は今春に訪れた陣見山の様だ。下山ルートは円良田コースを採り湖沿いを通る積もりであったが、何故か羅漢山へ取付いてしまう。少林寺の裏山には穏やかに黙考する五百羅漢が鎮座する。ゆったりと北秩父の里山の秋を楽し夢。帰宅後、子供や孫達が66歳の誕生日を祝ってくれる。人生の秋季。至福の時。

大持山に戻り昼食
北方には木の間越しに武甲山が聳え
西方には奥多摩の長沢背陵が連なる

6：05　自宅発⇒6：46　立川発JR⇒8：00　笹子駅→9：00　登山口→9：50　曲り沢峠分岐→11：20　滝子山　昼食→12：05　下山開始→14：06　初狩発JR⇒16：00　立川経由帰宅

深い谷、大きなトチノキ、滔々とうねり下るモチヶ滝、広がる紅葉のシックな秋景色にいつもながら惹かれる。連なる赤いもみじに導かれ谷底を彷徨う。赤磐ノ滝を越え、黒い滑岩に優しく白い糸を引いて流れる滝縁りに下り、温かいコーヒーを喫む。予報に反し雲が広がっていたが、落葉松林を進むと幸い青空が広がり、大谷ヶ丸の黄金色に染まる山並が美しい。平日にも拘らず大勢の登山者で賑わう山頂。数年前の秋の平日、静かな山でただ独り出逢った同郷、信州佐久生まれの女性と数年来の知己の如く山談義をした事を思い出す。今回の賑わいにはびっくり。冠雪の富士山を正面にゆったり昼餉。お気に入りの山、大好きな秋。

優美な山容を魅せる笠取山
険しい登攀ルートが真直ぐ伸びる
青空が高い

4：00　自宅発／関越道所沢／長野IC経由⇒8：05　小谷村雨飾高原→9：05　ブナ平→9：45　荒菅沢→10：55　笹平→11：20　雨飾山昼食12：00　下山開始→14：30　雨飾高原下山⇒21：10長野／入間IC経由帰宅（走行距離＝約288k×2　高速料＝2,550＋2,800）

小谷温泉のある雨飾高原から大海川沿いの湿原を進む。今年は夏が暑く紅葉は遅れ気味の様であるが、ブナ坂は幸い紅葉が盛り、雪国らしく根曲がりのブナが褐色に葉を染め、カエデやウルシ等の赤が彩りを添える。巨樹が屹立する森閑のブナ平から少し下った荒菅沢からはロマンチックな山名に違和感を覚える様な険しい岩陵の雨飾山が望める。青空に「布団菱」の岩場の絶景を眺めながらコーヒー休憩。黄色の明るい紅葉のトンネルをくぐり急な尾根を登ると、やがて樹林帯を越え展望が開ける。笹平から最後の急斜面を登り大パノラマの山頂に至る。東には天狗原山、焼山等の妙高連峰、西には白馬岳等の北アルプス、北には糸魚川の街並と日本海。穏やかな青空、麗しい紅葉の彩り、個性溢れる北信濃の名山、感激と感謝。

凛々しい十二ヶ岳
左手に富士山を道連れに
アップダウンを繰返し尾根を進む

7：00　妻実家発／仙台宮城／築舘IC経由⇒9：25　須川高原／須川コース→9：45　名残ヶ原→9：55　苔花台→10：15　昭和湖→11：05　天狗平→11：30　栗駒山　昼食　12：00　下山開始／産沼コース→12：30　産沼→12：55　三途の川→13：20　苔花台→　13：40　須川高原下山⇒16：10　一関／泉IC経由／帰宅（走行距離＝248k　高速料＝850＋1,050）

温泉が流れ硫黄の臭いが漂う須川高原登山口から草紅葉が広がる名残ヶ原の木道を進み、ナナカマド等の低木が紅葉する苔花台のゼッタ沢を渡る。硫気で裸地化した地獄谷越しに紅葉の栗駒山が迫る。灰緑色の水を湛える昭和湖、胸突坂の急勾配は数多の登山者で渋滞。天狗平からは稜線歩き。ハイマツ、シャクナゲと笹の緑にミネカエデやドウダンツツジ等の潅木の赤が鮮やか。ゆっくりと高度を上げると優美な山頂が姿を現す。宮城県側のいわかがみ平から続く尾根も紅葉が美しい。近き人の一周忌の法事も無事済んだ。溢れる登山者で賑やかな山頂から冥福を祈る。みちのくの秀峰、錦秋の栗駒山に魅せられる。

清八山山頂
富士山は笠雲にお隠れ
黒岳と釈迦ヶ岳の先に南アルプスが浮かぶ、先日登った塩見岳も見える