9：05　自宅発→9：10　市営バス⇒10：10　地下鉄/長町1丁目→10：35　広瀬橋／広瀬川畔／宮沢橋→10：40　崇禪寺→10：50　愛宕神社→11：15　大満寺→12：20　大年寺山昼食　12：40　下山開始→13：15　長町1丁目下山⇒14：30　帰宅 (歩程＝2h45m）

3月弥生、地下鉄南北線長町1丁目の駅を出て素晴らしい水辺の風景が広がる広瀬橋を渡る。欄干では大きなビデオカメラを構えた女性が水鳥を追う。左岸を上ると堰があり、水鳥が泳ぐ。北西には目的の大年寺山がゆったり構え、市街のビル群の先に雪の泉ヶ岳が麗しい。宮沢橋を渡り根岸の交差点から286号線沿いを北に進み愛宕山に取り付く。愛宕神社の赤い鳥居を潜り石段を登り、本堂でお参りをする。展望台からは広瀬川、愛宕橋、仙台の街並み、絶景が展がる。堂脇を進むと大満寺の虚空蔵堂、六角堂が立ち、参拝者で賑わう。大満寺は仙台開府以前から青葉山にあったが、仙台城造営の際に経ヶ峯に移され、瑞鳳殿造営に伴い再度この地に移された縁起がある。西に下ると鳳凰殿(本堂)や庫裏が並ぶ。目的のロウバイは丁度盛り。散策中の男性が「好い写真が撮れますか」と声を掛けてくれる。愛宕橋近くに住む81歳でお元気。花は人を結ぶ、花のパワーは素晴らしい。向山で女性に道を訪ね、石段から山道を登る。野草園やテレビ塔がある大年寺山で昼餉。北に仙台の街並みや船形連峰、七ツ森の絶景が素晴らしい。大年寺の表参道石段を下り惣門を潜る。大年寺は４代藩主綱村が伊達家の菩提寺として建立。京都宇治の萬福寺が本山、20余の塔頭があり、300人の僧を擁す漢式大寺院であったが、明治になり神仏分離・廃仏毀釈や戊辰戦争の負け組の悲哀か庇護を失い衰退。現在は惣門と石段、４代から13代までの藩主の墓が残るのみ。栄枯盛衰。初春、季節の花を愉しむ。