8：30  自宅発 ⇒9：25　川崎町本砂金登山口⇒10：15　尾根取付き→10：45　尾根→11：10　マンモス岩／オボコンベ山昼食　11：45　下山開始→13：05　下山⇒14：00　帰宅　(歩程＝3h05mi)

11月霜月、穏やかな晴天が続く。林道を進んだ登山口から本砂金（もとさご）川を徒渉し支流の滑沢に分け入る。短時間で山頂を極める低山、遅い出立としたが、深い渓には陽射しは届かず日影。今回は流木も少なく高巻きはせずに滑沢をゆっくり遡る。清流に棲むミソサザイを視認するもカメラを向けると飛立つ、無念。落ち葉が覆う岩盤、傾斜は緩いが濡れた岩は滑り易い、注意して歩を進める。水量は少ないが、落ち葉で深さが分からず何度か水に足を入れる。倒木を潜り、数か所の流木の堰を越える。登山口から前後して登った単独男性は高巻き道を辿った様だが尾根取り付きに先着して一服中。直登の急坂に先行して挑む。緩傾斜となる辺りで紅葉越しに目的のオボコンベ山が姿を魅せる。鋭い岩峰が凛々しい。マンモス岩から西に蔵王や二口の山並みの展望。今日は全国的に晴天予報だったが、思惑が外れ雲が広がる。急斜面を登り山頂に跳び出る。狭い頂き、前後して登った二人の男性と山談義しながら昼餉。後から追いついた男性は初めての様だ。風も無く温かい山頂、手作りの稲荷寿司が旨い。ロープが下がる急斜面を慎重に下り、ゆるやかな尾根を進む。紅葉は終盤のクライマックス、カエデの赤い紅葉が華やか、艶やか。渋い枯淡のセピアの世界、晩秋のシックな風情が素晴らしい。ワンダーロードを酔う様に彷徨。大好きな秋、深まる秋。

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